グラスの作成
本演習では、スカルプト環境でのグラスの作成を行う。
本資料は2017年10月執筆。Fusion 360 バージョン2.037環境での動作確認。
本演習では、スカルプト環境でのグラスの作成を行う。
本資料は2017年10月執筆。Fusion 360 バージョン2.037環境での動作確認。
フォームを作成ボタンを押して、スカルプトモードに入る。
作成>円柱。高さの面:1に修正し、下図のように高さを変更してOKボタンを押す。
上端のエッジを右クリックしてフォームの編集に入る。ALTキーを押しながら水平拡大のヘルパーをドラックする。
縮小側にドラッグして、下図のように面を押し出す。
押し出し(ALT+ドラッグ)。
ドラッグでスケール。
押し出し。
押し出し。
移動。
押し出し。
押し出して折り返し後、縮小。
最終的にモデルモードでフィレットをかけた方がTスプラインの鋭角なカーブよりも滑らかなカーブが描けるため折り目を作成する。
上端エッジを右クリックして折り目を設定。
折り目を設定する前と後で高さが変わることに注意。
通常のスムーズ表示(Ctl+1)を切り替えてTスプラインの構造であるボックス表示(下図右)の上端が折り目として形成される。ユーティリティ>表示モードから表示状態を変更することもできる。
検査>断面解析ツールを利用。断面解析の面には、XY平面もしくはYZ平面を選択する。
断面を表示した状態で、内側を形成する。外側と同様にフォームを編集から面の押し出しやスケール、移動を行う。
穴を塗り潰しツールで、内側の底を作成する。穴の塗り潰しモードは折りたたむを設定。溶接の中心の頂点にチェックを入れる。
頂点を下図のように移動する。
内側の形状の微修正と適宜行う。
ユーティリティ>均一化ツールを用いて、不均一な面を均一にする。
下面のエッジを右クリックして穴の塗り潰しツールを使用して、グラス底を作成する。溶接の中心の頂点およびエッジの折り目を維持にそれぞれチェックを入れる。
ブラウザの解析を非表示にして全体を確認する。
解析ツールはスカルプトモードからモデルモードに戻っても反映されるので、常時断面の確認に利用できる。
モデルモードで上端エッジにフィレットを適用する。厚さとの関係で半径が大きすぎると上端を大きく削ることにつながるので小さめの半径を設定する。必要に応じてスカルプトモードに戻り厚さを修正する。
底面のフィレットを設定する。
グラスの完成。
作成>直方体ツールで、下図のようにボディを作成する。ダイヤログの操作は「新規ボディ」に設定する。
修正>結合ツールで、ターゲットボディに直方体を設定。ツールボディにグラスを設定。ツールを維持にチェックを入れてOKボタンを押す。
直方体がグラスで分離されるので、外側のボディをブラウザから非表示にする。
グラスも非表示にして、下図のようにスケッチを描く。
修正>ボディを分割ツールで、分割するボディに水ボディを選択。分割ツールにスケッチを選択してOKボタンを押す。
スケッチに沿って分割されるので、上のボディを非表示にする。
グラスボディと水ボディが密着していると、レンダリング画像にムラが出るので、水ボディを小さくすることで隙間を開ける。
グラスと水の完成。
グラスのマテリアルに、ガラス>滑らか>ガラス(クリア)を設定。
水のボディのマテリアルに、水>水-クリアを設定。
レンダリング画像。
水ボディに、プラスチック>透明>アクリル(赤)を設定したレンダリング画像。