TouchDesignerとは
カナダのDerivative社が開発、販売しいるノードベースのビジュアルプログラミング環境。映像の高速処理、Arduino、Kinect、Oculus、照明機器等、各種デバイスとの連携も可能でインタラクティブなコンテンツの作成に適している。プロジェクションマッピングやライブ演出等のリアルタイム演出、メディアアートまで幅広く使われている。個人利用であれば機能限定(出力解像度1280×1280等)だが無料で使えるNON-COMMERCIAL版がある。
ノードベースプログラミングでは、下図のようにある機能を持ったノード同士を接続していくことでプログラミングを行う。処理の流れを理解しやすいノードベースツールを利用することで、アーティストやデザイナー自身がプログラミングを行うことが容易になってきている。
ノードベースツールは、TouchDesigner以外にも、vvvv、Max、Notch等、近年増加傾向にある。TouchDesginerのように、メインのEditorとして使うものもあれば、Houdini(下図左:NodeとNetwork)、Blender、Unity(下図右:Bolt)のように特定の機能に対してノードベースツールを利用するものもある。
ノードベースツールは、ツール毎に用語が異なる。
以下、TouchDesignerとMaxの呼び方を整理する。個人調べ。信号線は個人的呼び方。
TouchDesigner
Cycling’74 Max
- ノード:Object
- 信号線:Patch Cord
特に、TouchDesignerでは、OperatorをWireで接続していくことを「パッチング」「ワイヤリング」と呼んだり、「ノードを組む」という言い方をする場合がある。