はじめてのGitHub

Gitとは

大規模プログラミング開発のように、多数のファイルで構成されるソースコードを複数のユーザーが同時に開発していく際、誰がどのファイルをいつ更新したかを記録、追跡できることが重要となる。

このようなソースコードのバージョン管理に関する情報を効率的に共有できるシステムとして生まれたのがGitのような分散型バージョン管理システム(VCS, Version Control System)であり、プログラム開発者にとって必須のツールとなっている。

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GitのInstall(Windows)

MacではOSに最初からGitがインストールされていますが、Windowsでは Git For Windowsのインストールが必要です。インストール方法の詳細はココを参照。

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GitHubとは

分散型バージョン管理システムであるGitをインターネットサーバーのホスティングサービスとして提供しているのがGitHubである。

GitHubのようなサービスは「ソースコード共有サービス」「OSS(Open Source Software)ホスティングサービス」「コードリポジトリサービス」等と呼ばれており、GitHub以外にも様々なサービスが存在する。また、GitHubはGitのみに対応したサービスだが、複数種類の分散型バージョン管理システムに対応したソースコード共有サービスも存在する。

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ソースコード共有サービスの仕組み

ソースコード共有サービスでは、下図のようにサーバーと複数ユーザーの間でデータとバージョン情報を共有している。

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GitHubサービスの特徴

GitのホスティングサービスにはGitHub以外にもGitLabやBitBucketが存在する。詳細な比較はこちら

以下にGitHubの主な特徴をあげる。

  • FreeアカウントでPublic、Privateともリポジトリ無制限、コレボレータ3名まで
  • 利用者が多いので日本語情報が豊富
  • Educationアカウントで学生・教育期間向けサービスが充実している

コンピュータサイエンス専攻や職業プログラマーを目指さない限りGitHubで問題ない。特にEducationアカウントが存在しており、Proアカウント同等に使え、コード開発を支援するツールが充実している等、研究室や授業利用に関する利便性に期待できる。Microsoftに買収されて以降、サービス内容が向上している。

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Octocat

Octocatは、GitHubのイメージキャラクター。イギリス人デザイナーのSimon Oxleyによって制作された。

OctocatのデータやGitHubのロゴデータはここからダウンロードできる。利用にあたっては条件があるので注意。

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GitHub Education

GitHub Educationとは学生及び教育機関向けライセンスであり、有償のGitHub Pro等、ソフトウェア開発に有益な様々なサービスを無償で利用することができる。

アカウント登録には、教育機関アカウントのメールアドレスや学生証写真等の申請が必要になる。

Educationアカウントの利用期限は2年間だが、再申請することで継続して使うことができる。

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GitHub Freeアカウント登録

※2019年5月時点、Macでの登録

①GitHubウェブサイトへアクセス

 

②Sign upボタンをクリック

 

③Username等の必要情報の入力

Username自由に設定(公開されるので本名は使わない)
※既に使われている場合はエラーになる
Email addressKDUから発行されているメールアドレス(初期設定でPrivate設定となり公開されない)
Password15文字以上か、8文字以上で数字と小文字を含む

Verify accountでパズルを解いて、Create an accountボタンを押す。

 

④サブスクリプションの選択

Freeを選択してContinueボタンを押す。下方のチェックボックスはチェック不要。

 

⑤アンケートの回答

回答は自由だが、プログラミング初心者であれば下図のような回答になるだろう。

 

⑥Emailの確認

下図のようにメールが受信されているので、「Verify email address」をクリックする。

 

⑦アカウント登録完了

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Public profileの設定(当面設定しない)

※運用方法がはっきりするまでは設定しない。Nameが設定されなければ、commitの表示はユーザー名となる。メールアドレスは初期設定でPrivateになっており、GitHub独自のメールアドレスが付加されている。

 

①Your Profile画面の表示

右上のアイコンをクリックしてメニューを開き、Your profileをクリックする。

下図のように画面上部に警告が表示されるので「Edit Profile」をクリックする。(アバター画像のクリックも同様)

 

②Nameの入力

Public profile画面でNameを入力する。

 

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Educationアカウントの申請

既存のFreeアカウントからEducationアカウントを申請することができる。

GitHubにサインインした状態でEducationサイトにアクセスする。

上部メニューの「Student」リンクをクリックする。

「Get benefits for students」ボタンをクリックする。

「Get your Pack」ボタンをクリックする。

「Yes, I’m a student」ボタンをクリックする。

次ページの必要事項を入力。大学アカウントメールと学生証写真が必要。

How do you plan to use GitHub?には以下のように回答する。

  • Learning to code.
  • Learning Git and GitHub.
  • Collaborating with my team.

その他は授業内で指示する。

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アカウントの削除

GitHubを利用しなくなった場合はアカウントを削除する。

 

①右上メニューから「Settings」をクリック

 

②左のPersonal settingsメニューから「Account」をクリック

 

③下方のDelete accountから「Delete your account」をクリック

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