Styly入門

Windows環境の起動(1107教室)

Styly自体はのブラウザベースのウェブアプリケーション(Google Chrome推奨)なのでWindowsでもMacでも動作するが、1107教室のMac上ではバージョンが古く動作しないため、MacのBootCampによるWindows環境で利用する。

 

Windowsの起動方法

①iMacの電源ボタンを押す。

②すぐにOPTIONキーを押し続ける。少し待つ。

③ブートドライブの選択画面でWindowsドライブをクリックする。

④IDとPASSを入力して起動(Macと同じ)

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Stylyとは

Stylyはアーティストやデザイナーのようにプログラミングの知識がなくてもVRコンテンツを制作できるウェブブラウザベースのアプリケーションである。VRコンテンツを開発するためには、通常UnityやUnrealEngineのような開発環境(後述)を利用する必要があるが、最低限のプログラミングの知識が必要であり、その習得には少なからず情報系の素養を必要とする。Stylyはウェブブラウザ上で編集が可能なため、PC(Windows or Mac)の種類に依存せず、インストール作業やアップデート作業も不要である。VRコンテンツ開発に必要な機能や素材をアセットという形で提供することで、ブロックを積み上げるように簡単にVR空間を構築していくことができる。やる気さえあれば小学生でも数時間で基本的機能の習得と作品制作を行うことも可能である。

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VRの開発環境(ゲームエンジン)

ゲームエンジン

ゲーム開発では、ゲームエンジンと呼ばれるゲームに特化した開発環境を利用してゲームプログラミングを行う。ゲームエンジンがハードウェアやOS、各種APIの違いを吸収することで、ゲーム開発者はコンテンツの開発に集中することができる。

ゲームエンジンには2D、3D、VRのいずれかもしくは複数に対応したものがあり、VRの代表的なゲームエンジンとしてUnityとUnreal Engineがある。ゲーム会社では自社製ゲームエンジンを利用することが主流だったがUnityやUnreal Engineを利用したゲーム開発も増えつつあり、ゲーム開発環境は多様化と収束を続けながら進化している。

 

Unity

https://unity.com/ja/

アメリカのユニティ・テクノロジー社が運営するゲームエンジン。2D、3D、VRのゲーム開発が可能。「Pokémon Go」等のメジャーなゲーム開発にも採用されている。スクリプト言語はC#とJavascript。Windows、Mac等のデスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、VRアプリケーション、PS4、XBOX、Switchのゲーム機等、多くのプラットフォームに対応している。個人向けのゲームエンジンとしては最大のシェアを持つ。

 

Unreal Engine

https://www.unrealengine.com/ja/

アメリカのゲーム会社Epic Games社が開発したゲームエンジン。Unity同様、様々なプラットフォーム対応している。スクリプト言語はBruePrintとC++。「鉄拳」「ドラゴンクエストXI」等に採用されている。Unityと比較して美しいグラフィックス描画に適しており、ゲーム会社自身が開発したゲームエンジンであることからゲーム会社での利用が多い。

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StylyとUnityの連携

Stylyは単独でVRコンテンツの制作、公開が行えるプラットフォームだが、UnityのプロジェクトをStylyにアップロードすることもできる。Stylyだけでは実現できない機能をUnityを利用して開発、追加することもできる。

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Styly MR

Microsoft Hololens等のMixed Reality(複合現実感)デバイスに対応するStyly MRが開発中。2019年11月頃にリリース予定。

 

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Gallery

Galleryでは世界中のアーティストの作品が公開されている。ウェブ上で視聴できるのはもちろん、手持ちのHMDで体験することができる。VRやStylyでどのような表現が可能なのかを実際に体験しながら学ぶこともできる。

このように、Stylyでは自分で制作した作品をPublishするだけでGallryに掲載することが可能で、世界に向けて簡単に公開することができる。Stylyは作品制作と同時に作品を発表する場を提供するプラットフォームである。

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Manual/Magazine

Manual

Stylyの基本的な使い方が掲載されている。

 

Magazine

Stylyだけでなく、Unityや3DCGソフトとの連携、Photogrammetry等、作品制作を始めるための様々なテクニックが掲載されている。

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アカウントの作成

右上メニューのSIGN UPをクリック。

Screen name、Email Address、Passwordを入力して、右下のSign upボタンを押す。

アカウント作成連絡メールは送信されるが、確認メールはなく、そのまま登録される。

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推奨動作環境

※スマートフォンやタブレットでは動作不可

  • OS:Windows、Mac
  • GPU:独立型GPU(NVIDIA、 AMD)、Intel HD Graphics (4GB以上推奨)
  • メモリ:8GB以上
  • ウェブブラウザ:Google Chrome

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Styly Studio(Web Editor)の起動

ログイン後、STUDIOページのLaunch STYLY Studioボタンをクリック。

初回起動では、下図のSTYLY On Bording(初心者チュートリアル)が表示される。2回目からはScenesウィンドウが表示される。

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シーンリスト/新規シーンの作成

シーンリスト

2回目以降のログイン時は、Scenes(シーンリスト)が表示される。

編集画面からScenesを表示するには、メニューの下図アイコンをクリックする。

歯車アイコンをクリックしてシーン名変更、複製、削除を行うことができる。

タイトル上のPublished/Privateで公開/非公開の状態を確認できる。シーンリスト上でPublished/Privateの切り替えを行うことはできない。

 

新規シーンの作成

Create SceneタブでTitleを入力後、CREATEボタンを押す。

(参考)Scene作成・公開方法を学べるチュートリアル

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各種アセットの利用

Stylyでは様々なアセットがあらかじめ準備されているので、それらを利用してすぐに制作を始めることができる。自作の3Dオブジェクト等をアップロードしてアセットに追加することができる。

メニューの下図アイコンをクリック。

アセットそれぞれの説明は授業内で指示する。

(参考)取り込めるアセットを理解しよう

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アセットストアの利用

Style、Unity、UnrealEngineを利用してコンテンツ開発を行う場合、自分でオブジェクトをモデリングしたり、シェーダーをプログラミングするのではなく、アセットストアで手に入れたものを利用することも当たり前になっている。アセットストアは無料、有料のものがある。

 

Unity Asset Store

https://assetstore.unity.com/

 

Google Poly

https://poly.google.com/

Googleが提供する無料のアセットストア。CCライセンスで利用できる。
Stylyのアセットから直接検索、追加可能。

 

Synty Store

https://syntystore.com/

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NEWVIEW AWARD

誰もが簡単にVRコンテンツをクリエイトできる制作環境「STYLY」を利用して参加できるファッション、カルチャー、アート分野のVRコンテンツアワード。2018年度は世界7カ国219作品がエントリー。2019年度のテーマは、ULTRA EXPERIENCE(超体験)のデザイン。受賞者には賞金あり。

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