DTPとは
DTP = Desk Top Publishing
1980年代に提唱された言葉で、「Desk Top=机上」、「Publishing =出版」の意味から、コンピュータを使った印刷物制作のことを言う。
パーソナル・コンピュータが登場した時代には、ノート型パソコンがラップトップ(膝の上の)パソコンと呼ばれるのに対して、持ち運ぶことのない箱型のパソコンは、机の上に置いて利用することが多いことが理由でデスクトップパソコンと呼ばれていた。
DTP以前のアナログの印刷物制作の工程が、コンピュータの導入によって劇的に変化した。それまでの手工業的、職人的な作業がコンピュータ上に集約することで急速に効率化されていった。PhotoshopやIllustratorなどのアプリケーションの登場がアナログデザインの限界を超えることを可能にし、グラフィックデザインの表現の幅を大きく広げたと言える。
また、CTP(コンピュータ刷版)やオンデマンド印刷、ネット印刷会社の登場など、デジタル印刷機器の発達やインターネットの登場により、簡易で安価な印刷物が作れるようになった。