Lightning Doodleとは
Lightning Doodle(光りの落書き)は、Light PaintingやLight Drawingとも呼ばれ、光の軌跡によって描かれた写真のこと。カメラのシャッタースピードを遅くして光りの軌跡を撮影するこの技法は、1914年頃にMotion Study(動作分析)のパイオニアであるFrank Gilbrethと妻の Lillian Moller Gilbrethが、作業員の動きを調べるために小さな明かりを使って、シャッターを開放したまま写真を撮影したのがはじまりだと言われている。(下図)
Motion Efficiency Study / Frank Gilbreth (1914)
銀塩写真の時代にもアーティスト達によってこの技法を使った作品が作られていたが、近年のデジタルカメラやLEDライトの登場により再注目され表現力の高い作品が作られている。現在ではCG技術が発達しコンピュータだけでもこのよう表現を生むことが可能になってはいるが、デジタルカメラと懐中電灯という簡単な道具とジェスチャー(身体表現)を使うことによって生み出されるLightning Doodleは、子供でも大人でも比較的容易に面白い表現ができるため、アート作品や結婚式のムービー用など多くの作品表現に利用されている。